2011.06.02lunasiatimesインタビュー小川 里美さん01

小川 里美(おがわ さとみ)
東京音楽大学在学中にミス・ユニバース・ジャパン に選ばれ1 年間休学して、その任務を全うする。その後大学にもどり、大学院在学中には留学生特別奨学金を得て、オーストリア・ザルツブルクに留学。卒業後は、ミラノで勉強をしながら数々のコンテストに挑戦。優勝を果たして、2010 年1月にはイタリアの舞台で主役を務める。その生き方は、日本テレビ系列「笑ってコラえて!」 などでも紹介された。
1999年ミス・ユニバース・ジャパン、イタリア留学など、数々の経験を経て、一歩ずつ着実に力をつけてこられた小川さん。昨年は、念願のイタリアの舞台での主役も経験。けれどそれはまだゴールではないと小川さんはおっしゃいます。美しい外見の内に秘めた凛とした力はどこから湧き出るのか。これまでの人生についてお聞きしました。
<第一部>オペラとの出会い(全3部)
―オペラとの出会い
音楽は小さい頃から好きで、6 歳のときにピアノを習いはじめました。でも、練習嫌いな子だったので、「どうやったらさぼれるか」ばかり考えていたんですよ。小学4 年のときに少年少女合唱団に入って合唱を始め、6年生のときに、オペラに出合いました。あるオペラの団体の全国公演で、地域の合唱団とのコラボが企画され、私もオーディションを受けて参加したんです。始めて観るオペラに自分も出演。きれいな洋服をきた女性が綺麗な声で歌う。「なんて煌びやかなんだろう」と。オペラってすごい!と子供ながらに感動しました。
―音大へ進学
高校2 年生の進路を決める頃になって「私は私にしかできないことをしたい」と考えるようになりました。いい
大学を目指して弁護士や薬剤師になることも考えたけれど、それは私ではなくても目指せること 。そうではなく私じゃないとできないことをしたいと思ったときに「歌」に行きついたんです。歌うことは、楽器を演奏するのとは違って、自分自身が音をだす楽器になるわけですよね。自分の声で歌えるのは自分だけだから。それから1年声楽のレッスンをうけ、いろんなご縁もあって大学に合格しました。小さい頃からピアノも上手ではなかったし、大学でも優等生ではありませんでした。将来プロとしてやることを目指している人ばかりがいるクラスの中では、私はいつも4 番目くらい。そんななかで、こうして今も歌っていられるのは、ほんとうに周りのいろんな方の支えがあったからだと感謝しています。
―ミス・ユニバースに選ばれて
大学生活のなかで転機が訪れます。ミス・ユニバースへ出場しないかとスカウトされたんです。ユニバースを目指す人は女らしいお姉さんばかり。自分が選ばれるとはとても思えませんでした。それが、意外にも優勝させていただき「1 年間、学校を休んでほしい」と言われたときには、「音楽を1 年休むのはありえない」と思いました。「とても私には務まらない」と思ったんです。ところが大学の先生は「そんな大役に選ばれたことに感謝すべきでは」と言ってくださった。そして「音楽はいつでも待っていてくれる。外の世界をみて大きくなれば、また音楽がかわるかもしれないわよ」と。
その言葉に押されて、1 年の休学に踏み切りました。イベントに出る、チャリティー活動をすると、いろんなお仕
事をするなかで、自分のことを考える時間もありました。ミスになったことで出合えた人もたくさんいて、今となっては、かけがえのない経験になりました。どちらかというと、私は人を外見よりも内面で判断する人。なので、私自身の内面が1 年ですごく変わったとは思いません。でもいろんなことが広がったし、99 年の私と2000年の私とでは違っていたことも事実です。
第二部

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